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この本について

2026年4月、私たちの家族に小さな女の子がやってきました。

沖縄で生まれ育ち、看護師として働いてきた妻(30歳)と、茨城出身の夫(36歳)。住んできた場所も育った環境もまったく違うふたりが、ひとつの命を迎え、親になりました。

妊娠がわかったとき、喜びと同じくらい大きかったのは「ちゃんと育てられるだろうか」という不安でした。書店に並ぶ育児書を手に取り、インターネットで情報を探し、先輩ママパパに話を聞く日々。しかし、情報はあふれているのに、何を信じればいいのか迷うことも少なくありませんでした。

本書は、いわゆる教科書的な育児マニュアルではありません。実際に子育てをしている私たちが、日々の暮らしの中で感じた疑問や不安を出発点に、科学的な根拠を探り、自分たちなりの答えを見つけていく過程を記録したものです。

各章には以下の要素を盛り込んでいます。

  • 研究の紹介 ── 世界中の論文や公的機関のガイドラインから、信頼できるエビデンスを厳選して紹介します
  • 実践的なヒント ── 研究知見を実際の育児にどう活かせるか、具体的な方法を提案します
  • 私たちの体験談 ── 理論どおりにいかないことも正直に。リアルな子育ての姿をお伝えします

子育てに唯一の正解はありません。この本に書かれていることも、あくまで私たちが調べ、考え、実践してきたことのひとつの記録にすぎません。

沖縄のゆったりとした時間の中で受け継がれてきた知恵と、茨城の堅実な暮らしの中で培われた価値観。ふたつの土地の文化を背景に持つ私たちの子育ては、どこにでもあるようで、どこにもない、私たちだけのものです。

この本が、同じように初めての子育てに向き合うみなさんにとって、少しでも心の支えになれば嬉しいです。さあ、一緒にはじめましょう。