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生後9〜12ヶ月

生後9ヶ月を過ぎると、テーブルやソファの縁につかまって立ち上がろうとする姿が見られるようになります。目線が高くなることで、赤ちゃんにとっての世界は文字通り広がります。

娘がリビングのローテーブルにつかまって初めて立ったとき、本人の得意げな顔といったらありませんでした。何度も膝が震えながら、それでも手を離すまいとする姿に、夫婦で静かに拍手を送りました。

「まんま」「パパ」「ばば」——意味のある言葉が出始めるのもこの時期です。最初は偶然の発声なのか意図的なのか判断しにくいものですが、特定の場面で繰り返し使うようになると、それは立派な「初語」です。

娘の最初の言葉は「まんま」でした。ごはんの意味なのか、ママの意味なのか。夫婦のあいだで楽しい議論になりました。

指差しというコミュニケーション

Section titled “指差しというコミュニケーション”

指差しは、言葉が出る前の重要なコミュニケーション手段です。興味のあるものを指さして「あ!」と声を出す。これは「あれを見て」「あれが欲しい」という意思表示であり、他者と注意を共有する社会性の芽生えでもあります。

1歳の誕生日が近づくにつれ、小さな赤ちゃんだった娘が「ひとりの人間」として存在感を増していく。その成長の速さに、嬉しさと少しの寂しさが入り混じる日々です。